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マンションリフォームの断熱工事で冬も快適に過ごそう!
「マンションは暖かいと思っていたのに、なんだか冬は寒く感じる…」
そう思ったことありませんか?
実は、マンションであっても断熱性が高いとは限りません。
今回は、マンションの断熱リフォームについてご紹介します。
マンションの断熱問題を解決して、寒い冬も快適に過ごしましょう!
マンションであっても、断熱性が高いとは限らない
一軒家に比べてコンクリート製のマンションは、断熱性が高く暖かいと思い込んでいませんか?
実は、コンクリート自体に断熱性はほとんどありません。
逆に熱伝導は木よりも高いため、最下階や最上階、角部屋のような外気に面した壁面積の広い部屋では、外の気温の影響を受けやすくなり、断熱性能の低いマンションでは「冬は寒くて夏は熱い」なんてことも!
さらに北側に面した部屋は冬に寒く、南西に面した部屋は夏に熱くなりがちです。
特に角部屋は2方向の壁が外気に面しているので、より外気温の影響を受けやすくなっています。
マンションで施行可能な断熱効果の高いリフォームとは?
鉄筋コンクリートの建物にとって一番効果の高い断熱リフォームは、コンクリートの外側に断熱材を張り付ける「外断熱」です。
しかしマンションの場合、壁の外側は共有部分になるため外断熱のリフォームをすることはできません。
マンションで施工可能な断熱リフォームは、室内側の壁や床、天井裏に断熱材を入れる「内断熱」や、窓に内窓を付けて「二重窓」にすることなどが挙げられます。
断熱リフォームで外気温からの影響を避けることは、冬の結露対策にもなります。
マンションリフォームでの結露対策についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
マンションリフォームで結露のお悩みを解決!結露の仕組みと対策
「乾式断熱」と「湿式断熱」それぞれのメリットデメリット
室内側の壁や床の内側に断熱材を入れる断熱リフォームには「乾式断熱」と「湿式断熱」の2つの方法があります。
それぞれの施工方法やメリットデメリットをご紹介します。
◆乾式断熱とは?
発泡スチロールのような板状になった断熱材を張り付けていく施工方法です。
壁紙をはがしたコンクリート壁に下地を作り、そこに断熱材を張り付けていきます。
施工時に水気を使わず施工できるので「乾式断熱」と呼ばれます。
乾式断熱のメリット
・どんなマンションにも施工可能
・板状になっているため扱いやすい
・工事が比較的簡単でコストが安い
乾式断熱のデメリット
・形状が決まっているため複雑な形状の壁には施工が難しい
・施工時に断熱材と断熱材の間に隙間ができやすい
※「隙間ができやすい」欠点を補うために、「二重張り」をしてつなぎ目や隙間を少なくする施工方法もあります。
◆湿式断熱とは?
発泡ウレタンの断熱材を吹き付ける施行方法です。
乾式断熱と同じように壁に下地を作り、そこに断熱材を吹き付けていきます。
施工現場で水を使って断熱材を発泡させるため「湿式断熱」と呼ばれます。
湿式断熱のメリット
・隙間なく施工することができる
・複雑な形状でも施工可能
湿式断熱のデメリット
・専門業者じゃないと取り扱いが難しい
・断熱材を積んだトラックの駐車場所やホース配送の経路が必要
・8階以上の部屋には断熱材を圧送できないため、高層階での施工ができない
まとめ
断熱性能を高めると冷暖房の節約にもつながります。
快適でお得な断熱リフォームで、冬も夏も快適に過ごしましょう!
・コンクリートそのものは断熱性はあまり高くはなく、コンクリート製のマンションは外気の影響を受けやすいです。
・最下階や最上階、角部屋など、外気と面する壁面積が大きな部屋ほど外気の影響を受けやすく、断熱性能の低いマンションだと「冬は寒く夏は熱い」なんてことも。
・マンションリフォームで効果の高い断熱リフォームは室内側の壁や床に断熱材を入れる「内断熱」、窓に内窓をつけて「二重窓」にすることなどです。
・内断熱の施工方法には「乾式断熱」と「湿式断熱」の2種類があります。どちらもメリットデメリットがあるので、よくチェックしてから自宅に合った施工方法を選びましょう。
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