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介護保険をマンションリフォームに活用する方法
40歳以上になると加入する「介護保険」
介護保険の制度を利用してマンションリフォームの補助金をもらえるって知っていますか?
今回は介護保険をマンションリフォームに活用する方法をご紹介。
バリアフリーリフォームを考えている方は必見です!
介護保険からの助成「高齢者住宅改修費用助成制度」
40歳以上になると加入の義務が生じる介護保険。
高齢者などの介護に必要な費用を社会全体で支えている保険制度です。
40歳以上であれば、毎月のお給料からちょっとずつ引かれているはず。
その介護保険には「高齢者住宅改修費用助成制度」があります。
要介護者・要支援者の生活や介護に必要なリフォームを行う際に、助成金を受け取ることができる制度です。
介護のしやすさやバリアフリー化を目的としたマンションリフォームをする場合、自治体へ事前に申請し、登録事業者であるリフォーム会社へ改修をお願いすることで助成を受けることができます。
改修工事に対して、費用20万円を上限としてその9割(最大18万円)の助成を介護保険から受けることができます。
マンションリフォームで介護保険の助成を受けられる条件
「高齢者住宅改修費用助成制度」の適用を受けるにはいくつか条件があります。
・介護保険に入っていること
・「要支援」「要介護」の介護認定を受けていること
・本人のためのリフォームであること
・改修場所が本人の自宅であり、実際に住んでいること
・工事費用の上限は20万円で、支給はその9割の18万円が上限
介護保険に加入していることが大前提ではありますが、その被保険者本人が介護認定を受けていて、本人のためのリフォームであるというのが条件です。
高齢の家族のために、今は元気だけど将来のために・・・というリフォームは対象にはなりません。
介護保険の助成対象となる工事の種類
どんなマンションリフォームでも助成の対象になるというわけではありません。
要介護・要支援の方の生活や介護をしやすいようバリアフリー化などを図るのが目的で、対象となる改修工事は下記のものと決められています。
・手すりの取り付け
・段差の解消
・滑り防止や移動円滑化のための床材変更
・引き戸などへの扉の取り換え
・洋式トイレへの便器の取り換え
・その他上記の改修に付帯して必要となる工事
助成は原則1人1回ですが例外もあり
高齢者住宅改修費用助成制度による改修費の助成は原則1人1回です。
一度に使い切らなくても数回に分けてリフォームを行い、それぞれに充当することもできます。
例外として要支援・要介護のランクが3以上上がった場合や、引っ越しなどで転居をした場合は、また改めて改修費上限20万円での申請をすることができます。
年金生活者が対象となる「年金在宅ケア対応住宅(年金バリアフリー住宅)資金貸付制度」や、自治体による独自の上乗せ加算がある場合もあります。
ちなみに札幌市のホームページにも「 住宅の改修(バリアフリー化など)」について記載がありますよ!
まとめ
・介護保険からマンションリフォームの助成を受けることができる「高齢者住宅改修費用助成制度」では、改改修費用上限を20万円として、その9割を助成してもらえる。
・介護保険の被扶養者本人が介護認定を受け、本人のために自宅を改修する場合に限る。
・助成対象となるのは、手すりの設置や段差の解消、洋式トイレへの変更など一定の改修工事のみ。
・年金生活者が対象となる制度や、自治体独自の上乗せ加算になる取り組みもある。
制度を上手に利用して、自己負担を少なくマンションリフォームを行いましょう!
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